成果物紹介:「学びの扉をひらく」

だいぶ前に、「実践的教養演習」という授業についてご紹介しました。

授業紹介:学生たちのモノづくり(実践的教養演習) (chuo-bun-futsubun-gobun.blogspot.com)

この授業では、学生が自分たちの共同作業で、モノづくりの成果を問うています。

仏文専攻からは、田口卓臣教員と、2人の学生が、参加しました。
(2人の学生は、現在、田口ゼミです。)

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この授業の成果が、2冊の本になって、出版されています。

写真は、仏文共同研究室に「特設」していただいた本棚コーナー! 



本のタイトルは、「学びの扉をひらく」。
カバーは、学生たちが自分でデザインし、装丁しました。

「扉をひらく」ためのカギが、男性とも女性ともつかぬ若者の胸の辺りに、ふわりと浮かんでいます。センスいい!

本は、上下2冊。

全15本のエッセーはすべて、学生たちが教員に寄稿を依頼し、編集し、修正意見を出し、そして校閲作業を担当しました。

エッセーとエッセーの合間には、編集を通して気づいたことをまとめた学生自身のコラムもあります。読み応えのあるコラムばかりです。


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田口卓臣教員が寄稿したエッセー(下巻)についても一言。

タイトルは、「死者からの贈り物―カミュ『ペスト』における「記憶」と「記録」を読み解く―」。

カミュの名作『ペスト』は、コロナ下で、さんざん話題になりました。

しかし、この作品は、「現状」を理解するための、都合のよい道具に過ぎないのでしょうか? もっと凄い深みがある、ということを伝えるために、徹底的に作品を読み込んでみました。

高校生でも読めるように、「平易な文章」を心がけたつもりです。

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興味を覚えた人は、仏文共同研究室へ、お越しください!





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