特別ワークショップ「フランス語を楽しもう!」参加者のメッセージ3・その3

 参加者のメッセージの続きです。

うれしいコメントをありがとうございます!

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今後の自分の活動に生かせそうな発見

これまでの生活では、相談できる人がほとんどいず、授業もオンライン主体で行なわれていたのので、ワークショップに参加する前まで「自分のことは自分でやらなければ」「フランス語=授業についていくためにやらなければならないこと」というマイナスな考え方を抱いていました。

しかし今回のワークショップで、大きく分けて以下の三点を学ぶことができました。

 一つ目は、他の人の力を借りることは、必ずしも悪いことではなく、むしろ、より良いものを作るには、他者との協力が大切だ、ということです。これは、当たり前のことかもしれませんが、今まで「人の助けを借りたり、頼ったりすることは、頼られた側にとっては迷惑であり、悪いことなのだ」と思い込んでいた私にとって、大きな衝撃でした。今回のワークショップでは、誰か一人がすべてを担うのではなく、シナリオ全体の大まかな流れを考える人、動画を繋げる作業をする人、先生と連絡を取る人、というように役割分担を行ないました。日本語で考えたシナリオをフランス語にする際は、まず、授業などで習った単語や文法を使って自分たちでフランス語に変換し、次に、先生方に相談し添削していただく、というかたちを取りました。これらのことを通して、自分だけではできないこと、自分だけではどうしたらよいのかわからないことは、他の人に相談したり、助けを借りたりすることによって、乗り越えることができる、と実感できました。

 二つ目は、自分から積極的に行動したり、目の前のことを楽しもうとしたりすることで、自分だけでは気づけなかった、自分に対する考え方を知れる、ということです。初めのワークショップの説明を聞いている段階では、楽しみな気持ちを抱いている反面、「今まで文法や単語を覚えるだけで必死であったのに、フランス語のセリフを話して、しかも動画を撮るなんて、自分にはできないのではないか?」という不安もありました。しかし、ワークショップの参加を通して、自分にはできないと思っていたことは、あくまで「今まで(過去)の自分ができなかった」ことであり、「これから先の未来でもできないと決まっている」わけではないことに気づきました。また、その点に気づくのと同時に、自分は今まで思っていた以上に負けず嫌いであること、やるからには、自分の全力を出す性格なのだと知ることができました。これらのことから、自分に染みついていた自分の可能性や性格に対する考え方に気づける貴重な機会となりました。

 三つ目は、自分から行動してみることの大切さ、です。今まで私は、自分で行動しないにもかかわらず、「フランス語が楽しく思えないのも、友達ができないのも、生活が退屈に思えるのも、全部コロナのせい!」と、悲観的な思考に陥っていました。しかし、今回のワークショップで、悲劇のヒロインのごとく、環境のせいにばかりしていた自分に気がつくとともに、自分の行動次第で、今まで憂鬱に思っていたことを楽しめるのだ、と知りました。

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