田口ゼミ:2026年度の内容
田口 卓臣(たぐち・たくみ)
授業内容:
★再来年度(2027年度)、田口教員はゼミを開催しません(研究促進期間のため)。もちろん、来年度(2026年度)は、ゼミ開催します。また、2028年度以降も、通常通りゼミをおこないます。田口ゼミの方針に共感する人の参加を歓迎します。
★田口ゼミの雰囲気
▽2025後期・第1発表会に向けたグループワーク(動画1分50秒)
https://www.youtube.com/watch?v=SjkCqsq1FJQ
▽2025前期・グループでシナリオ創作(動画1分)
https://www.youtube.com/watch?v=Q0jQQ-oZwnc
★田口ゼミの特徴
1:完全グループワーク制です。前期は毎回グループを変え、後期は3回の大きな発表会(1回は卒論発表会)に向けて、様々な人と共同作業します。「答え」は自分たちで見つけていきます。
2:毎回、アウトプットをおこないます。色んな人と一緒に、同じ題材について話し合い、成果物を作り、人前で発表します。毎回の作業報告、レポート、計画書の進め方について、自分たちで発見していきます。
3:自由創作を取り入れています。作品の登場人物に基づいて、創作画、シナリオ、原作の「続篇」をグループで共同制作します。これは、柔軟なアイディアを生み出す練習となります。
4: このゼミに入ったOB・OGや先輩たちからは、以下のようなメッセージが多く寄せられます。「ゼミで普通にやっていたことが、仕事の役に立った」、「積極性が身についた」、「自分の意見をきちんと伝える力がついた」、「異なる考えを踏まえて、新しいアイディアを生み出すプロセスが楽しかった」など。
★概要紹介
ゼミには現在、32名が在籍しています(そのうち、現3年生は15名)。
毎年、1つのテーマを設定し、フランスの文学、映画、マンガ、シャンソン、フレンチ・ポップを扱ってきました。これまで扱ったテーマは、「幸福」、「心と身体」、「家族」、「食(フランス語で、manger)」です。
2026年度のゼミ・テーマは、ゼミ生の投票によって、衣食住の「衣」(フランス語で、s’habiller)と決まりました。衣服、よそおい、身だしなみ、化粧、アクセサリー、香水などが、社会的、文化的、心理的、歴史的にどのような意味を持ってきたのかをゼミ全体で考察します。
授業は「1グループ=4~5名」のグループに分かれ、ディスカッションで進めます。毎回、各人の予習が不可欠です。自分たちでLINEグループを作り、資料を調べ、役割分担やスケジュールを決め、授業時間外の連絡や、リハーサルをおこなった上で、グループ発表(全員参加)をします。その間、ゼミ全体への報告プレゼンも経験していきます。
このように、ゼミ生同士の積極的なやりとり、リサーチ、時間調整が欠かせません。周囲の人と協力するのが苦手な人は、このゼミに向いていません。しかし、やる気のある人同士がきちんと協力すれば、ゼミでの共同作業は、本当に楽しい時間になります。実際、このゼミでは、内職、無断欠席、居眠りは、ゼロです。
前期は、毎回「グループ」を変えます。知らないひと同士がお互いを認識し、きちんと信頼関係を築きながら、共同作業に当たれるよう、何度もグループメンバーを変える必要があるからです。このことによって、私のゼミ生は、ゼミ以外の授業でも情報を交換したり、一緒に食事や飲み会に行ったりするようになります。ゼミOB・OGとの交流も続いています。
田口ゼミでは、これまで、OB・OGや上級生による進路相談会、ライティング・ラボの先輩によるレポート相談会、ゼミ生が幹事をつとめる懇親会、田口宅でのランチ・パーティー、ゼミ有志での映画鑑賞会などを開催してきました。2026年度にどのようなイベントを開催するのかについては、ゼミの皆さんの希望をよく聞いて、検討していきます。
★ゼミの方針
田口ゼミでは、教員が配布する資料は、必ず予習し、メモを取り、その上で授業に出ていただきます。このような事前準備をする自信がない人は、田口ゼミに向いていません。また、manabaでの連絡や確認は必須になりますので、いつも注意してください。特に、無断の欠席や遅刻は、グループメンバー全員の大迷惑となるため、厳禁です。
▽3年次生、4年次生全員
前期末と後期末に、レポート(A4×2枚)を提出してもらいます。レポートはすべて、私が添削し、コメントを付した上で、返却します。添削内容は必ず確認し、卒論、卒課、就活のES作成などに応用してください。OB・OGからは「あのとき、ゼミできちんとレポート添削を受けておいてよかった」というコメントをたくさんもらっています。
▽田口ゼミに関する詳しい内容は、下記Blog記事にて確認してください。
★注記=以下の内容は、再来年度(2027年度)には該当しません。ただし、ゼミの現状が理解できるので、念のため読んでください。
▽卒論
田口ゼミで「卒業論文」(4年次)を選択する人は、フランスに関わることなら、どんなテーマを選んでも構いません。ただし、ゼミ生全員の前で、複数回の中間発表をしてもらいます。同じゼミの仲間が、どのような問題に取り組んでいるのかを知ることは、貴重な学びの場です。時々、「自分の発表さえすれば、他人の発表は聞かなくてもよい」と考えがちな人を見かけますが、田口ゼミではNGです。
なお、発表の準備は、決して楽ではありません。しかし、「この問題に自力で取り組んでみたい!」という意欲がある人なら、必ず有意義に過ごせるでしょう。様々な人の意見をもらうことで、やりがいを感じることもできるはずです。
▽卒業課題研究
田口ゼミで「卒業課題研究」(4年次)を選択する人は、その年度に扱うテーマに基づいて書いてもらいます。ただし、卒論でも卒業課題研究でも、「翻訳」の提出は認めません。その代わり、卒業課題研究においては、「創作課題」を受け付けています(原作の「続篇」を創作)。創作内容については、複数回、教員とのやりとりを経て、プロットをじっくりと練ってもらいます。このように適当な制作はできませんが、完成作品はどれも素晴らしいです。
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