田口ゼミ:2024年度のゼミ内容
★2024年度より、翻訳を提出しても「卒業論文」(8単位)としては認められません!
田口 卓臣(たぐち・たくみ)
授業内容:
★1 このゼミは、ほぼ完全「グループワーク制」です。教員が正解を押しつけることはありません。「体験というプロセス」の中で獲得したものだけが、本物の知識になる、と考えるからです。そのようなプロセスを深めるために、グループワーク制を取っています。
★2 ゼミ生は、ほぼ毎回、「共同作業を通したアウトプット」をおこないます。いろんな人と一緒に、作品を読み、話し合い、成果物を作り、人前で発表していきます。短い報告文、長めのレポートの書き方についても、「自分たちで発見」していきます。
★3 このゼミで大切にしているのは、「自己管理」です。自己管理と共同作業は、実は矛盾しません。色んな人と協力して、一つの成果物を作るためには、それぞれが、他人に配慮しながら、自分を律することが必要になるからです。(30人規模のゼミで、毎回トピックを変えながらきちんとしたグループワークを維持するのは、教員の努力だけでは不可能です。)
このゼミでは、毎年1つのテーマを設定し、フランスの文学や思想、映画、マンガ、音楽、社会問題などを考察しています。これまで扱ったテーマは、「幸福」「世間」「「私」とは何か?」「心と身体」などです。2024年度のテーマは、「家族」です。(作中人物の「家族」や「家庭環境」に焦点を当てながら、分析を進めていきます。)
授業は「1グループ=4~5名」のグループに分かれ、ディスカッションを中心に進めます。ほぼ毎回、それぞれの予習が不可欠となります。自分たちでLINEグループを作り、資料を調べ、役割分担やスケジュールを決め、授業時間外のリハーサルを重ねた上で、1年間で数回分のグループ発表(全員参加)をしてもらいます。
つまり、ゼミ生同士の積極的なやりとり、リサーチ、調整などが欠かせません。教員からの指示を待つだけの人、他人と協力するのが苦手な人は、このゼミには向いていません。しかし、逆に言えば、やる気のある人同士がきちんと組めば、ゼミでの共同作業は本当に楽しい時間になるでしょう。
現在、ゼミには、4年生14人、3年生14人が所属していますが、24年度は15名を受け入れることにしました。(極端に人数を増やすと、グループワークが成立しなくなるので、この人数に留めています。)
田口ゼミで「卒業論文」(4年次)を選択する人は、フランスに関わることなら、どんなテーマを選んでも構いません。ただし、ゼミ生全員の前で、複数回の中間発表をしてもらいます。同じゼミの仲間がどのような問題に取り組んでいるのかを知ることは、貴重な学びの場です。
発表の準備は楽ではありませんが、「自力で答えを出してみたい!」という意欲がある人なら、楽しく過ごせるでしょう。勉強の「楽」は、「苦」を乗り越えた後にこそ、実感できます。(じ~んせ~い、楽あ~りゃ、苦もあ~るさぁ~)
田口ゼミで「卒業課題研究」(4年次)を選択する人は、各年度に扱うテーマに基づいて書いてもらいます。例えば、2024年度に卒業課題研究に取り組むゼミ生(現3年次)は、「家族」について執筆することになります。
私のゼミでは、卒論でも卒業課題研究でも、「翻訳」の提出は認めません。その代わり、2024年度より、「創作課題」を導入できないか検討中です。
このゼミでは、皆さんの議論を通して必要性が生じた場合、フランスや日本以外の文学や文化、社会問題にも目を向ける準備ができています。ただし、教員が配布する資料は、必ず予習し、メモを取り、その上で授業に出てください。その自信がない人は、このゼミには向いていません。また、manabaでの連絡や確認は必須になりますので、いつも注意してください。
▽ゼミの雰囲気
ゼミの雰囲気を知りたい人は、以下のページを確認してみてください。
田口ゼミ:最終発表会の様子
(chuo-bun-futsubun-gobun.blogspot.com)
田口ゼミ:見学会、第二発表会の準備、ESを意識した報告練習 (chuo-bun-futsubun-gobun.blogspot.com)
田口ゼミ:お手本レポート、論文紹介
(chuo-bun-futsubun-gobun.blogspot.com)
田口ゼミ:就活トーク、後半の授業模様
(chuo-bun-futsubun-gobun.blogspot.com)
★手短に雰囲気が分かる動画(1分30秒)
田口ゼミ(2023年度)グループワークの様子 (youtube.com)
★ゼミ見学
2023年11月15日(水)、11月22日(水)の5限に、希望者によるゼミ見学会を開催しました。見学参加者は、11名でした。
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